今回は三井住友カードのプラチナプリファードについて、私自身の去年1年間の結構リアルなカード利用金額を元に他に検討している高ポイント還元クレジットカードを比較してみて、どれぐらいのポイント還元を受けられるか検証をしてみようと思います。
検証しようと思った理由は、プラチナプリファードがクレカ投信積立のポイント還元率を5%に引き上げが行われたことと、元々仮説を立てていたクレジットカードの組み合わせで利用した時のポイント還元を超えられているのかというところを確認したかったというところがあります。
なので、ご覧になっている方の参考になるかわかりませんがよかったら結果だけでもみていってくださいね。
今回比較するクレジットカード
今回比較しようかと考えているカードは以下の3つです。
- 三井住友カード プラチナプリファード
- エポスプラチナカード
- 三井住友カード ゴールドナンバーレス
ゴールドNLを入れたのは、今クレカ投信積立を行っているのはこのカードなので一応入れておいています。
エポスとゴールドNLの機能はざっくり以下の記事にまとめています。
エポスはゴールドの内容ですが、ポイント還元については年間利用ポイントの違いぐらいです。
三井住友カード プラチナプリファードについて
ポイント集計を始める前にざっくりと三井住友カード プラチナプリファードについて説明をしておきます。
まず、このクレジットカードの年会費は33000円となります。
プラチナの名前の通り、結構お高い年会費が必要になるカードです。
しかも、年会費が安くなったりするようなサービスもないので年会費だけでも結構なハードルの高さを感じます。(三井住友プラチナカードの55000円に比べれば安いですが・・・)
で、このクレジットカードの最大の魅力はポイント還元率が高いことにあります。
通常利用のポイント還元率は1%となっており、一般的なクレジットカードのポイント還元率が0.5%であることを考えると少し高い還元率となっています。
通常利用の還元率が1%のクレジットカードは世の中にはたくさんありますが、このクレジットカードはそれに加えて、特約店と呼ばれるお店で決済を行うと1%~9%ポイントがプラスされてポイントが還元されます。
例えば、コンビニ、マクドナルド、カフェ、ファミレスなどは+4%、スーパー、ドラッグストアは+1%のポイントが還元されます。
一部の宿泊予約サイトは+9%なんてのもありますね。
その他には外貨ショッピングを行うと+2%のポイントが還元されたりします。
海外のサイトを利用する場合も対象になるそうなので海外で個人輸入とかして買い物をしている人なら結構お得になったりします。
私はたまにAmazon.comで購入したりするのでこのポイント還元はありがたいなと思っています。
後は、ゴールドNLと同じような特典として、年間利用ボーナスポイントがもらえます。
ゴールドNLと違い、最大400万円まで100万円ごとにボーナスポイントが10000ポイントもらえます。
そのため、最大40000ポイントもらえます。
当然ゴールドNLと同じくクレカ投信積立の利用金額にもポイントが付与されます。
ゴールドNLと違い、プラチナプリファードは5%のポイント還元を受けることができるため、年間最大30000ポイントをもらえるようになりました。
ちなみにゴールドNLは1%還元であるため、年間6000ポイントが最大になります。
このクレジットカードはプラチナと名前はついているものの、ポイント特化型ということもあり、一般的なプラチナカードに付帯しているプライオリティパスやダイニング特典はありません。
ただ、コンシェルジュやダイニング割引特典などは付帯しているようです。
去年1年間のカード利用金額
そろそろ本題に戻ってポイント計算の元となる私の去年のクレジットカード利用金額の概算です。
スーパー | 400,000円 |
コンビニ | 100,000円 |
家電・デジタルガジェット | 500,000円 |
ふるさと納税 | 50,000円 |
海外利用 | 30,000円 |
Amazon | 200,000円 |
旅行(じゃらん利用) | 200,000円 |
通常還元利用 | 520,000円 |
総額 | 2,000,000円 |
ふるさと納税の利用金額を記載するとほぼ私の年収がばれてしまいますが、一般的なアラフォー独身サラリーマンの参考例としては中々よいのではないかなと思っています。
といっても、去年はクレジットカードの年間利用金額特典を受けるために結構後先考えずに散財したので今年もこのまま使うかというと何とも言えないところがありそうです。
特に家電・デジタルガジェットは去年買いすぎたと思っているので今年は抑えるかも・・・・。
プラチナプリファード VS エポスプラチナ
計算元となる費用を出したのでここから実際のポイント還元率を当てていきたいと思います。
プラチナプリファードのポイント還元表
スーパー | 400,000円 | 2.0% | 8,000pt | 特約店利用 |
コンビニ | 100,000円 | 5.0% | 5,000pt | 特約店利用 |
家電・デジタルガジェット | 500,000円 | 2.0% | 10,000pt | ポイントUPモール(ビックカメラ) |
ふるさと納税 | 50,000円 | 5.0% | 2,500pt | ポイントUPモール(ふるなび) |
海外利用 | 30,000円 | 3.0% | 900pt | |
Amazon | 200,000円 | 1.0% | 2,000pt | 通常還元 |
旅行(じゃらん利用) | 200,000円 | 2.0% | 4,000pt | ポイントモール(じゃらん) |
通常還元利用 | 520,000円 | 1.0% | 5,200pt | |
年間ボーナスポイント | 2,000,000円 | – | 20,000pt | |
クレカ投信積立ポイント | 600,000円 | – | 30,000pt | |
年会費 | – | – | -33,000pt | |
合計ポイント | 5,4600pt |
エポスプラチナのポイント還元表
スーパー | 400,000円 | 1.5% | 6,000pt | 選べるショップ |
コンビニ | 100,000円 | 1.5% | 1,500pt | 選べるショップ(Mixi→Suica) |
家電・デジタルガジェット | 500,000円 | 1.5% | 7,500pt | ポイントUPモール(ビックカメラ) |
ふるさと納税 | 50,000円 | 4.5% | 2,250pt | ポイントUPモール(ふるさとプレミアム) |
海外利用 | 30,000円 | 0.5% | 150pt | 通常還元 |
Amazon | 200,000円 | 1.5% | 3,000pt | 選べるショップ(Mixi) |
旅行(じゃらん利用) | 200,000円 | 2.0% | 4,000pt | ポイントモール(じゃらん) |
通常還元利用 | 520,000円 | 0.5% | 2,600pt | |
年間ボーナスポイント | 2,000,000円 | – | 30,000pt | |
クレカ投信積立ポイント | 600,000円 | – | 0pt | ゴールドNLで積立てる想定だとそちらで6000pt追加 |
年会費 | – | – | -20,000pt | |
合計ポイント | 3,7000pt |
改めて比較してみるとポイント特化型というだけあって、エポスプラチナ+ゴールドNLであったとしても結構な差でプラチナプリファードの方がポイント還元がよくなっていますね。
やっぱりクレカ投信積立5%の恩恵はかなり大きいということになりますね。
プラチナプリファード VS ゴールドNL
ゴールドNLには少し不利ですが、年会費の差でどれだけ変わるか確認をしておきたいと思います。
プラチナプリファードのポイント還元表
スーパー | 400,000円 | 2.0% | 8,000pt | 特約店利用 |
コンビニ | 100,000円 | 5.0% | 5,000pt | 特約店利用 |
家電・デジタルガジェット | 500,000円 | 2.0% | 10,000pt | ポイントUPモール(ビックカメラ) |
ふるさと納税 | 50,000円 | 5.0% | 2,500pt | ポイントUPモール(ふるなび) |
海外利用 | 30,000円 | 3.0% | 900pt | |
Amazon | 200,000円 | 1.0% | 2,000pt | 通常還元 |
旅行(じゃらん利用) | 200,000円 | 2.0% | 4,000pt | ポイントモール(じゃらん) |
通常還元利用 | 520,000円 | 1.0% | 5,200pt | |
年間ボーナスポイント | 2,000,000円 | – | 20,000pt | |
クレカ投信積立ポイント | 600,000円 | – | 30,000pt | |
年会費 | – | – | -33,000pt | |
合計ポイント | 5,4600pt |
ゴールドNLのポイント還元表
スーパー | 400,000円 | 1.0% | 4,000pt | 特約店利用 |
コンビニ | 100,000円 | 5.0% | 5,000pt | 特約店利用 |
家電・デジタルガジェット | 500,000円 | 1.5% | 7,500pt | ポイントUPモール(ビックカメラ) |
ふるさと納税 | 50,000円 | 1.5% | 750pt | ポイントUPモール(ふるなび) |
海外利用 | 30,000円 | 0.5% | 150pt | |
Amazon | 200,000円 | 0.5% | 1,000pt | 通常還元 |
旅行(じゃらん利用) | 200,000円 | 1.5% | 3,000pt | ポイントモール(じゃらん) |
通常還元利用 | 520,000円 | 0.5% | 2,600pt | |
年間ボーナスポイント | 2,000,000円 | – | 10,000pt | |
クレカ投信積立ポイント | 600,000円 | – | 6,000pt | |
年会費 | – | – | 0pt | |
合計ポイント | 4,0000pt |
比較してみると意外や意外、ゴールドNLは結構健闘しています。
エポスプラチナと大して変わらないぐらいのポイント還元をたたき出しているので、手軽に高ポイント還元クレジットカードを持ちたい場合はゴールドNLでもよさそうな気がしてきました。
ちなみに、エポスゴールドの方がゴールドNLより還元率はクレカ投信積立ポイントを除いたポイント還元はいいはずなので、クレカ投信積立に興味がなく、年会費を抑えたい人はエポスゴールド一択になりそうですね。
そう考えるといかにプラチナプリファードのポイント還元がクレカ投信積立の還元ポイントに依存しているかというのがわかる結果になりましたね。
プラチナプリファード VS 複合型
最後の比較はプラチナプリファード単体と、複数のクレジットカードを組み合わせてポイント還元を受けた場合の比較をしていきたいと思います。
この複合型はプラチナプリファードを視野に入れていなかったときに今後はこの組み合わせで行こうかなと思っていたものです。
プラチナプリファードのポイント還元表
スーパー | 400,000円 | 2.0% | 8,000pt | 特約店利用 |
コンビニ | 100,000円 | 5.0% | 5,000pt | 特約店利用 |
家電・デジタルガジェット | 500,000円 | 2.0% | 10,000pt | ポイントUPモール(ビックカメラ) |
ふるさと納税 | 50,000円 | 5.0% | 2,500pt | ポイントUPモール(ふるなび) |
海外利用 | 30,000円 | 3.0% | 900pt | |
Amazon | 200,000円 | 1.0% | 2,000pt | 通常還元 |
旅行(じゃらん利用) | 200,000円 | 2.0% | 4,000pt | ポイントモール(じゃらん) |
通常還元利用 | 520,000円 | 1.0% | 5,200pt | |
年間ボーナスポイント | 2,000,000円 | – | 20,000pt | |
クレカ投信積立ポイント | 600,000円 | – | 30,000pt | |
年会費 | – | – | -33,000pt | |
合計ポイント | 5,4600pt |
クレジットカード複合型のポイント還元表
スーパー | 400,000円 | 1.5% | 6,000pt | エポスプラチナ利用 |
コンビニ | 100,000円 | 5.0% | 5,000pt | ゴールドNL利用 |
家電・デジタルガジェット | 500,000円 | 1.5% | 7,500pt | ゴールドNL利用 |
ふるさと納税 | 50,000円 | 4.5% | 2,250pt | エポスプラチナ利用 |
海外利用 | 30,000円 | 0.5% | 150pt | エポスプラチナ利用 |
Amazon | 200,000円 | 2.5% | 5,000pt | AmazonPrimeカード利用 |
旅行(じゃらん利用) | 200,000円 | 2.0% | 4,000pt | エポスプラチナ利用 |
通常還元利用 | 520,000円 | 0.5% | 2,600pt | エポスプラチナ利用 |
年間ボーナスポイント | 2,000,000円 | – | 20,000pt | |
クレカ投信積立ポイント | 600,000円 | – | 6,000pt | |
年会費 | – | – | -20,000pt | |
合計ポイント | 3,8500pt |
うむむむ・・・、やはり年間利用金額のボーナスポイントをもらえるクレジットカードがある場合は分散させるのはまったくもってよくないということですね。
エポスプラチナではなく、エポスゴールドをメインとするともっとパフォーマンスは上がると思うので複合型にする場合はエポスゴールド+ゴールドNL+AmazonPrimeカードがよさそうですね。
エポスプラチナで計算した理由は、プライオリティパスやダイニング、空港への荷物配送の特典を受けたかったということなんですが、プラチナプリファードがポイント特化型なんで、エポスゴールドで比較した方がよかったかもしれません。
といっても年間利用ポイントと年会費の差しかないので上記のポイントに1万ポイントプラスするだけだったりします。
そう考えるとクレカ投信積立のポイント還元率が5%より下がったら複合型に変更する必要ありってことですね。
まとめ
ポイント特化型のプラチナプリファードがクレカ投信積立5%に強化されたということで結構すごいのではないかなと思いましたが実際の利用金額からポイントを計算してみると巷で言われているほどのすごさというのは実感できないかなといったところでしょうか。
総評としては、クレカ投信積立を満額使っていて、200万は利用し、メインクレジットカード1本で楽して高還元を受けたいという人はプラチナプリファードが今のところは最適解のように感じました。
クレカ投信積立を満額使っていて、年間200万未満の利用で、メインクレジットカード1本で楽して高還元を受けたい場合はゴールドNLがよさそうです。
逆にクレカ投信積立をしていない人はエポスゴールドがいいといった感じでしょうか。
複合型は、複数のクレジットカードを使い分けることに抵抗がない方であれば、メインクレジットカード1本型より若干多くポイントがもらえそうです。
補足として、エポスプラチナ複合型は、プラチナカードの特典を最大限受けたい方向けで、エポスゴールド複合型は年会費を考えず、プラチナプリファードに迫るポイントがもらえるといったところに利点がありそうです。
今回この検証を行って私は三井住友カード プラチナプリファードをは作ってしまおうかなと思いました。
複数のクレジットカードを使い分けることは今でもやってることなので難しくはないですが、たまに使うクレジットカードを間違ったりすることもあったり、クレジットカードの使い方を間違ったりするのもあるので、そういう間違いを起こすような手間がプラチナプリファードにはなく、そういうところも魅力かなとは思っています。
後、プラチナプリファードにはプラチナカードの特典がないといいましたが、若干利用できる特典もあり、コンシェルジュが利用できたり、ダイニングクーポンをもらえたりするのでそういったところありかななんて思っています。
まぁ、それらを差し置いてなんといっても一応ステータスカードということもあり、カード券面がかっこいいのでそれがかなりの要因を占めていたりします(笑)
いかがだったでしょうか。
もし、この記事が参考になったら幸いです。