私が本格的にゴルフを始めたのは2020年2月でした。
そこから1年と数カ月が経ち、その間にも初心者なりにも考えることが色々とあります。
レッスンやYoutube動画、ネットの記事などでゴルフに関する練習方法や、どんなゴルフクラブがおすすめかなんてのを教えてもらったり、調べたりすると思います。
私もその一人でハマったものはとことん調べていきたくなる人なので、Youtubeで紹介されているありとあらゆるゴルフクラブに関する知識を調べまくりました。
そうすると何が起きるかというと現状のゴルフクラブに満足しないというか大きな不満点が出てくるんですね、まぁ当たり前なのかもしれませんが・・・。
そこで私がどういう経緯でゴルフクラブを変えていったか状況を振り返りながら綴っていこうと思います。
初めに使っていたゴルフクラブセットのスペック
初めに私が最初に使い始めたゴルフクラブセットを紹介しておきたいと思います。
Tour Edge Bazooka 260 というUSモデルのクラブセットを使っていました。
たまたま、Amazonで安く売っていたので、まぁなんでもいいかーとテキトウな気持ちで購入してしまったのが今後のクラブ沼にハマっていく第一歩でした。
ロフト角などのスペックは以下の通りです。
クラブ | 1W | 3W | 4HB | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | SW | PT |
ロフト角 | 10.5 | 16 | 24 | 27 | 30 | 34 | 38 | 42 | 46 | 55 | 4 |
シャフト長 | 44.5 | 43.5 | 38.25 | 37.75 | 37.25 | 36.75 | 36.25 | 35.75 | 35.25 | 35.25 | 35 |
シャフト素材 | カーボン | カーボン | スチール | スチール | スチール | スチール | スチール | スチール | スチール | スチール | スチール |
フレックスは購入当時は記載はなく、後々調べてみると「R/S」と記載されていたのでもしかしたらRフレックスとSフレックスを選べたのかもしれませんね。
といってもUSモデルの場合、フレックス表記的には日本モデルのフレックス表記より1段階上のグレードになることが多いと記載されていたので、Rフレックスであろうが、Sフレックスであろうが当時の自分には全くあっていないフレックスであったことは確かですね。
シャフトの重さもカーボンシャフトで75g、スチールシャフトで110gとなっているので自身のスペックから考えるといかに固くて重いシャフトを使っていたかと後悔しています。
クラブを買い替えた方がいいなと思ったきっかけ
クラブを変えた方がいいのかもなと思ったきっかけはとあるラウンドの際に、たまたま一緒に行っていた方にドライバーを購入した経緯を聞いてシャフトも結構ボールの軌道に影響が出るよということを聞いたのがきっかけでした。
それからYoutubeでゴルフクラブやらシャフトやらを解説した動画をひたすら見ていて、それなりにシャフトのフレックスや重さの意味が分かるようになってきました。
そうなると自分の今使っているクラブのスペックが知りたくなるのも時間の問題で、ゴルフクラブに書いているメーカー、モデル名でググったら上で紹介したゴルフクラブの情報を知ったということですね。
まず、全体的に前のクラブセットが現行主流なクラブセットのスペックと比較してとても重いように感じました。
特にドライバーとスプーンは確実に重いというのはシャフトの重さでわかりました。
シャフトのフレックスについては、固いかどうか判断ができなかったので、たまたま見ていたRフレックスのシャフトとSフレックスのシャフトを比較してみた、みたいな動画を見た時、2つのクラブを手で揺らしてしなりがどれだけあるかという比較をしていたんですが、Rフレックスのシャフトはあり得ないぐらいしなっていたんですね。
自分のドライバーを同じように揺らしてみたら全くしならないのが分かって明らかにRフレックスのシャフトではないと分かりました。
他にも固いシャフトの弊害なんかを解説した動画では、身体に異常な負荷がかかると言われていて、今までの練習とかラウンドでどうだったかなと思い直してみたら、そういえば練習の時にドライバーをフルスイングして50球近く打つ練習をした後、すごく筋肉痛になっていたなと思い出しました。
その時はまだまだ筋量が足りないんだなと思っていたんですが、そもそも筋肉痛が収まっても前腕の筋肉が数日間にわたって変な痛みが残り続けたりしていたので、明らかに無理に振りにいっていたんだなと改めて感じました。
他にもクラブがあっていないと感じたものは、たまたまスイングチェックをするために後方からボールを打っている姿を映していた時に自分が思っている以上にスイングスピードが遅く、いくら早く振ってみても他の人が振ってる速度のスイングスピードと同じではないと思い、ヘッドスピード40m/sぐらいでスイングしている方の動画を見た時、自分は確実にヘッドスピードは40m/s以下でドライバーを振っているということが分かったんですね。
これらの状況証拠から明らかなオーバースペックのゴルフクラブを使用していることが分かったんですが、せめてドライバーとスプーンはクラブ自体を買い替えないと身体を痛めてしまいそう、という危機感が生まれたことが、クラブを買い替えようと思ったきっかけになります。
どんなゴルフクラブを購入したか
では、実際にどんなゴルフクラブを購入したのか順に説明していきます。
まず、購入したのはドライバーですね。
買ったドライバーはテーラーメイドの初代M2ドライバーのRフレックスシャフトのものを中古で購入しました。
中古クラブで15000円以内でかつ、5年前の2016年ぐらいのモデルであれば比較的新しいので、とりあえず試しに買ってみるかな程度の気持ちで買いました。
テーラーメイドにしたのは、ヘッドのロフト角を変更する機能が付いているクラブはテーラーメイドが有名なはず!と勝手に思い込んでいてテーラーメイドにしました。
後々調べてみたら当時はなかなかの名器と呼ばれていたドライバーだったらしく、ちょっと嬉しくなりました。
続いては、スプーンです。
買ったものはドライバーと同じく、テーラーメイドの初代M2のスプーンのRフレックスのシャフトのものを中古購入しました。
初代M2スプーンのスペック表のページはないようですね・・・。
買った理由はドライバーと同じです。
後はドライバーとシャフトの感じを合わせておきたいなと思ったので、同一モデルにしました。
このスプーンもそれなりの名器らしくまだ使っている方もいらっしゃるようですね。
私が知っている限りだと、吉本芸人で吉本の中でもかなりの実力者である大西ライオンさんが使用されているというのを動画で見ました。
次は、ユーティリティと見せかけてアイアンセットです。
実は私の現在のクラブセットにユーティリティは入っていません。
理由としては購入したアイアンセットにあります。
どんなアイアンセットを購入したかというと今までの流れだともうわかると思いますが、テーラーメイドの初代M2のアイアンセットでRフレックスのカーボンシャフトのものを中古で購入しています。
しかも特筆すべき項目としては、本来このアイアンセットは5番アイアンからPWまでがセットになっています。
ですが、私が購入したのは4番アイアンからAWまでがセットになった8本入りのものを購入しました。
しかも結構良品だったので、見つけ次第すぐに飛びつくように買ってしまいました。
では、このアイアンセットをなぜ購入したかといいますとまず見てもらいたいのがこのアイアンセットのロフト角です。
クラブ | 4I | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | AW |
ロフト角 | 19 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 |
シャフト長 | 38.875 | 38.25 | 37.625 | 37 | 36.5 | 36 | 35.75 | 35.75 |
クラブ | 4HB | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW |
ロフト角 | 24 | 27 | 30 | 34 | 38 | 42 | 46 |
シャフト長 | 38.25 | 37.75 | 37.25 | 36.75 | 36.25 | 35.75 | 35.25 |
比べてみるとすごく分かり易いんですが、Bazooka260の8番アイアンが初代M2アイアンで言うと9番アイアンにあたるロフト角と長さになっており、全体的に初代M2アイアンの方が1番手高い仕様となっています。
ということは、今まで使っていたPWにあたるアイアンが存在しなくなるため、AWがないといけないという事態が発生しました。
幸いAWを含んだ7本セットのものも中古で販売されていたため、始めはそれにしようかと思っていました。
そうなると5番アイアンからスプーンまでが結構ロフト角が開くなぁと思って、クリークを追加で購入しようかなと中古価格を見てみたら大体予想通り8千円~1万円ぐらいしたんですよね。
7本のアイアンセットが大体3万7千円ぐらいだったので、4万7千円ぐらいになっていざ購入しようとしたときにふと疑問が浮かんできてもしかして4番アイアン買った方がいいんじゃないか?と。
なぜ、そう思ったかというとここ最近ラウンドしているときに2打目で大体ラフから打つことがほとんどでそうなるといつもユーティリティを避けて5番アイアンで打ってしまうようになっていたんですね。
しかも2打目が運よくフェアウェイに乗るとスプーンを使うのでクリークを買ってもたぶん使いどころがないなぁと思ったんです。
なら、2打目に使いやすい4番アイアンがあれば絶対に使うはずだと思ったので、単品で売ってるかなと探し始めた時に、ダメもとで4番アイアンからAWを含んだ8本セットが売ってるかなと探してみたら、なんと売ってたんですね、しかもカーボンのRシャフトのものが。
しかも価格が4万3千円とセットで買った方が断然安いなと、これは私のために売ってくれているのではと錯覚するほどの奇跡的な出会いをしました!
後はウェッジ系とパターですが、ここは買い替えというよりなんとなく興味本位で買ったものなので必要に迫られてというよりかはただただ使ってみたいなということで買いました。
購入したのはコストコで販売されているウェッジの3本セットとKS1パターを買っています。
どちらもカークランドシグネチャーブランドのものですが、結構見た目はかっちょいいですよ。
ウェッジに関してはあまり使いこなせていないので何とも言えませんが、KS1パターはとても打ちやすいです。
フルミルド加工ということで、ヘッド自体が単一の素材になっているのがいい打感を生み出している要因になっているのかなと思いました。
個人的にはこのパターを使い始めてからパット数が激減して、調子が良くて1パット、ほとんど2パットでよっぽど悪い時でも3パットでホールを終えることができるようになりました。
よく一緒に回っているメンバーからも劇的にパットがうまくなったと褒められました。
現在使用しているクラブの総括
今まで紹介してきたゴルフクラブを総括してどういうセッティングになっているか、前のクラブと比較してどう変わったかをまとめていきたいと思います。
まずは、クラブのセッティング的には以下の状態になっています。
クラブ | 1W | 3W | 4I | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | AW | GW | SW | LW |
ロフト角 | 10.5 | 15 | 19 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 52 | 56 | 60 |
クラブ | 1W | 3W | 4HB | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | GW | SW | LW |
ロフト角 | 10.5 | 16 | 24 | 27 | 30 | 34 | 38 | 42 | 46 | 52 | 56 | 60 |
以前のセッティングと比較するとかなりきれいにロフト角がフローしていますね。
といってもクラブの本数も違うので仕方がないところはありますが・・・。
実際に打ってみた感じでの飛距離やコントロール性、球の曲がり具合などですが、今通っているゴルフ練習場はスイングや弾道、飛距離計測ができるシミュレーション機器が設置されている練習場のため、それを参考にしています。
一応計測はプロモード、アマチュアモード、ビギナーモードがあるみたいで、ビギナーモードは試したことないですが、アマチュアモードだと結構計測が甘い感じがしたので、ずっとプロモードで計測しています。
まず、ドライバーは基本的に200ヤード程度の飛距離で、基本的にはフェード球が出ます。
ヘッドスピードの平均が36m/sなので妥当な距離ですね。
前のクラブと比較して、軽くなりしっかりとしなりを使えるようになったので、安定して200ヤード前後の飛距離を出せるようになりました。
続いて、スプーンですが、ティーアップせずに打って180ヤード程度の飛距離が出ています。
前のクラブから比較して、若干スライス気味なのは変わりませんが、飛距離が安定して出るようになりました。
若干のスライスはヘッドをうまく走らせられるようになったら安定した球筋になるかなとは思っています。
ここから先は細かく書くと長くなるので基本的に大体10ヤード刻みで距離が落ちていくのでしっかりと安定してアイアンを運用できるようになりました。
以前のクラブだと飛距離が安定せずしかも全体的に最大飛距離が出ない感じでした。
それに比べて今のアイアンは飛距離が安定しだしたので、前述の通り飛距離のフローが正しく出せるようになりました。
ちなみに今使っている4番アイアンは、普通のアイアンセットの番手だと3番アイアンにあたるロフト角とシャフト長ですが、フレックスが柔らかくなったこと、シャフトが軽くなったことが幸いして本当にロングアイアンか?っていうほど打ちにくくないし、曲がらないしで今後は4番アイアンが主戦力になりそうです。
2016年のクラブでこれだけ性能がいいなら2021年に発売されているクラブはもっと期待できるのかななんて思ったりします。
まぁ、新作のクラブは高くて手も足も出ないので、もっと筋量が増えてヘッドスピードが44m/sとか45m/sになって今のクラブがアンダースペックになったら買うのを考えようかな・・・。
初心者にとってのゴルフクラブ
最後にまとめとして初心者にとってのゴルフクラブ選びとはどんなものがいいのかと初心者の目線でまとめてみたいと思います。
まず、1つ目にうまい人のクラブを参考にしないこと。
正直にいってうまい人、特にプロの方が行っているセッティングやクラブのスペックを参考にすると確実に失敗すると思います。
よく雑誌やインターネットの記事で紹介されていたりしますが、うまい人やプロの方のセッティングはその方が長年積み重ねてきた自身の特性や経験からくる状況に応じたクラブセッティングをしていることが多いので初心者からすると全く参考にならないというか参考にしてもその参考にした方と同じゴルフ人生を送ってきたわけではないので自分にとって本当に最良かはわからないなと思いました。
2つ目に見栄を張らないこと。
よくゴルフクラブを選ぶ上で見栄を張っている人が多いと噂を聞きますが、どのような見栄かというとシャフトのスペックをSフレックスにしがちだそうです。(もしくはXフレックス)
そのせいもあって最近のゴルフクラブに純正でついているシャフトの固さは表記はSフレックスなのに実際に数値化してみるとSフレックスにしては柔らかく設定されいるものもあるそうです。
理由はSフレックスの方が売れるからだそうで、真偽は不明ですがそれだけ見栄を張りたい人がいるんだなということですね。
3つ目は固定概念を捨てること。
よく語られる固定概念として、一般的にアイアンのシャフトはスチールを選択すると思いますが、そもそも一般のゴルファーはアイアンのシャフトをカーボンにしたがらないという話を聞きます。
これは見栄の一種だとは思いますが、それ以上にアイアンはスチール一択という固定概念があるように思いました。
今回アイアンセットをカーボンにしたのはアイアンはスチール一択という固定概念から一度脱却してみたいと思ってカーボンにしてみました。
そもそも自分は力がなくてスイングスピードも遅いのに重くて扱いにくいスチールシャフトでどうやって快適にプレーできるんだとずっと思っていました。
カーボンシャフトのアイアンを使ってみて思ったのは、思った以上にしっかりした打感があり、操作性がいいので球筋もよくなったなと感じています。
最後はやっぱり自分で調べて納得すること、ですね。
人それぞれに筋量や体の動かし方が違うのは当たり前なので、ある程度はスペックで判断するようにした方がいいのかなと思いました。
よく初心者におすすめなゴルフクラブとかYoutube動画で見たりするんですが、あまりスペックに対して細かく解説されていなかったりして、本当に初心者向けなのだろうかと疑問に思うこともしばしばありました。
後は、ヘッドスピードでフレックスはこれぐらいと目安があったりしますが、ヘッドスピードのみでシャフトのフレックスを見るのは危険かなとは個人的には思いました。
といっても私は男性の中でもかなり非力な方なのでRフレックスのシャフトぐらいの柔らかさのシャフトでないとうまく扱えないので参考にならないですが、以下のサイトでも紹介されているように初心者に一番多くいるであろうヘッドスピード42~43m/sの人はR,SR,Sとフレックスがかぶっています。
これも実際は先ほど述べている通り、メーカーによっては記載フレックスより柔らかく設定していることを考慮しての記載なんだと思いますが、初心者はそんなの知らないですよね。
なので、自分の力量より上のスペックのクラブを選びがちになるんだと思います。
個人的には力があろうがなかろうが初心者の間はRフレックスのシャフトのクラブを選ぶべきかなとは思っています。
初心者なりに色々調べてゴルフクラブを今回揃え直して見たんですが、どうだったでしょうか。
初心者の頃のゴルフクラブ選びは今後のゴルフの楽しさをかなり左右するものなので後悔しないように選んでみてください。
私は後悔しまくってしまったので、初心者の人に知ってもらえたらなという気持ちで記事にしてみました。
それではよいゴルフライフを!